こんにちは♪
今日は「猫同士の相性」について調べてみたことを記事にしたいと思います
猫の多頭飼いをするにあたって気になるのが先住猫との相性ですよね
私も現在は4匹の猫と一緒に暮らしています(今後5匹目も予定しています)が2匹目の猫をお迎えするにあたり先住猫との相性はとても気になっていました
なぜなら多頭飼いをするにあたって猫たちが落ち着ける部屋がたくさんは用意できないためどうしても先住猫と相性の良さが必要だったからです(この辺のことは関連記事をご参照ください)
おそらくこれを読んでくださっている皆さんも多頭飼いを検討していて猫同士の相性が気になっているのではないでしょうか?
今日は私が調べた猫同士の相性と実際に我が家の猫たちの相性、また周りで猫を飼っている方の情報を記事にしていきたいと思います
この記事を読んでくれれば猫同士の相性にはどんなものがあるかわかっていただけると思います♪
目次
まずは結論から
- ある程度のセオリー(一般論)みたいなものがあるがそれはあくまでも参考程度にしておくほうがいい
- セオリー通りに仲良くなる場合もあるしその逆もある
- 最初はダメでも時間が解決してくれる、そんな場合もある
- いざ合わなければ部屋を分けるなどの工夫ができれば最終的には大丈夫
猫との出会いは一期一会です
本当はこの猫がいいけど先住猫と相性が悪かったら・・・(オス同士だし・・・。メス同士だし・・・とか)
そんなことを色々考えて違う子にするのももったいないかなと個人的には思います(ダメなら部屋を分けてお互いがストレスフリーで生活できればOKでは?)
保護猫団体や個人の保護活動家の方からなら「トライアル」(お試し期間)として先住猫との相性を見極めてから譲渡してもらうことも可能なのでぜひこの制度の活用をおすすめしたいです!
相性の良いパターンとされるもの(あくまで一般的なものであって確実性のあるものではないため注意)
相性が一般的に良いとされるもの
オス猫とメス猫 | 異性同士はお互いの役割が違うため |
子猫と子猫 | 子猫同士は遊び相手として仲良くなるため |
成猫と子猫 | 成猫が子猫の面倒を見てくれる(我が家には当てはまらず) |
相性が一般的に悪いとされるもの
未去勢のオス同士 | 縄張り意識がお互い強いため |
年齢が離れすぎている場合 | 成猫と子猫で良い場合もあればうまくいかない事例もあり |
避妊手術後のメス同士 | ホルモンバランスの崩れ?うまくいかない場合の事例もあり |
成猫同士 | 性格が固定化されているため慎重な対応が必要 |
相性に関わる原因
- 年齢(月齢)
- 性別
- 性格・性質
- 去勢(避妊)済みか否か
主にこの4つの因子について検討する必要があると考えます
年齢(月齢)について
多頭飼いをするにあたり先住猫との年齢(月齢)はある程度考慮しなければなりません
例えば先住猫が成猫でお迎えしたい猫が子猫だとします
この場合の相性は一般的には良いとされていますが我が家ではあてはまりませんでした
その理由を推察すると子猫は遊びたがりでまだ縄張り意識もないため遊んでほしくてどんどん成猫の安全地帯やテリトリーに侵入していきます
そうなると成猫はプライバシーや落ち着ける環境がなくなってしまいストレスになってしまうのだと思います
また子猫も遊んでほしくてもかまってもらえないため寂しくストレスになります
我が家では成猫と子猫のパターンがうまくいきませんでしたが総じて相性の良いパターンと言われています。この場合は年齢というより③性格・性質に原因があるのだと思います
性別について
よく言われているのは同性同士は縄張りなどの関係からあまりよくないように言われています
ただこれには④の去勢・避妊手術の有無が関係することが多くありそうです
例えば未去勢のオス同士(成猫)などはお互いが縄張り意識が強くあまりよくないと言われています
メス同士はオスに比べて縄張り意識が少ないために仲良くなりやすいとも言われていますがこちらも避妊手術によってホルモンバランスが崩れるため仲が悪くなるということもあるようです
逆に去勢・避妊手術済みのオスとメスは仲が良くなる傾向にあると言われています
基本的に家で飼う猫は去勢・避妊手術をすることを前提に考えると私個人としては「性別」はそれほど相性の大きな因子にならないのではないかと考えます。実際に避妊済みのメス同士でも仲良くしている、手術済みのオスとメスで仲悪い場面も見ています
③性格
私個人としては結局その猫の「性格」が相性における重要な因子だと考えています
例えば臆病で神経質で1人を好むような猫の場合に(うちのラピス)はそもそもどんな猫が来ても相性が良くなることあまりないと思いますので多頭飼いは自体がストレスになるおそれもあります(生活圏を分けることで解決は可能)
我が家の成猫ラピスがまさにそうで一般的に相性が良いとされる子猫(メス)を迎えても猫見知りのしないオスの子猫を迎えても関係なしでダメでした
またあまり猫見知りをしないような性格の場合にはある程度どんな猫とも仲良くなれる、そんな場合もあります
うちの茶々丸がそれにあたります
性格は子猫のうちはまだまだわからないことも多いためあえて性格がある程度わかっている大きくなってきた子の方が先住猫との相性を判別しやすい、そんな利点もありそうです
人間もそうですがこの「性格」によるものが相性に1番影響を与えるのではないかと私は考えています。人間もある種縄張りやプライバシーを大切にする動物ですし相性の良し悪しはほぼ相手と性格が合うか、合わないかに左右されますよね(この時、年齢や性別はあまり関係ないですよね)
去勢(避妊)の有無
これも先住猫との相性に大きく関与してきます
ただ基本的には飼い猫は去勢・避妊手術をするはずですのであまり気にしないでもいいような気がします
一般的には去勢(避妊)前は縄張り意識や性衝動が出てくることもあり去勢(避妊)手術前同士や片方のみが手術している場合などは相性がよくない場合があるようです
ただメスに限っては避妊手術を実施したもの同士ではあまり仲良くならない傾向もあるようです
更にこの去勢(避妊)に関しては難しいことも・・・
例えば最初は去勢(避妊)前で迎えた時は仲良かったのに手術後に仲が悪くなってしまうという事例が実際にあるようです
去勢や避妊によってホルモンバランスが崩れたりといろんな可能性が考えられますがそういう事例もあるそうです
相性に関わる因子のまとめ
こうやって年齢や性別、性格や去勢(手術)など相性に関わる因子をみてくると単に「相性」と言っても因子が複雑に絡んでくるため人間が推し量るのは難しいと言わざるを得ません
よってあくまでも参考程度にとどめておくのがいいでしょう
また単に「相性」と言ってもその程度は様々です
相性の良い悪いも程度は様々
単に「相性が良い」「相性が悪い」と言ってもその程度は様々でそのあたりは人間世界と一緒ですね
本当に仲のよい親友のような関係から単なる友達、顔見知り、あまり関わりたくない、嫌いなど(笑)
どこまでの関係なら相性が良いのか悪いのかは難しいところがあります
また相性は相手との関係性の上に成り立ちます
一方が好きでも一方はあまり思っていない
もしくは一方は嫌いでも一方は好きなど
多頭飼いでもお互いが嫌い同士でなければ意外と共用空間でも過ごせるもんです(体験済み)
逆に一方が威嚇するほど嫌いでももう一方がなんとも思っていないと大きな喧嘩にまで発展しない、そんな場面もみたことがありました
ですのでもちろん相性が良いに越したことはありませんがお互いが本当に合わないもの同士でなければ意外となんとかなるのでは・・・と思ったりしています
ただこれはあくまでも人間から見た主観であり大切なのはやっぱり猫たちが幸せに暮らしてくれることですので相性が良いに越したことはありませんしある程度部屋を分けれたり1人になれるスペースを用意しておくのがベストです!
我が家の猫たちの相関図
では次に我が家の状況をみてみてください
お迎え当時は4歳のオス。妻の連れ子で生後2ヶ月くらいから妻が育ててきたため妻には非常に懐いている。あまり社会性が育たなかったせいか非常に臆病で神経質。他の猫といるより常に1人でいることを好む。イケメン。フミフミが得意。ゴロゴロしてたかと思うと急に噛んでくるという狂気の持ち主(笑)
お迎え当時は3ヶ月くらい。メス。子供の頃はとにかくヤンチャでラピスと遊びたくて追いかけ回していた。他の兄弟(本当の)と一緒に保護され成長したが社会性はもう少しという感じ。避妊手術後はやや性格がおとなしくなった。とても可愛い女の子。いつも茶々丸と戯れあっている
茶々丸。お迎え当時は7ヶ月のオス。それまでは保護団体で過ごしていた。とにかく人懐こい性格で人にも猫にもグイグイ距離を近づけるタイプ。ヤンチャで1番手がかかる(笑)よくお話もしてくれる甘えん坊の男の子。夜は妻の耳たぶをチュパチュパ吸うためチュパ丸に改名しようかと考えている
シフォン。お迎え当時は生後4ヶ月くらい。なかなか保護できなかったためずっとそれまで母猫と暮らしてきた。保護団体さんが保護してすぐ発情期を迎えたため避妊手術。威嚇はするが噛まない・パンチしないなど根は優しそう。まだまだ人にも猫にも慣れていないが可愛い女の子。
このような構成です
流れとしてはラピス(去勢済み)4歳の頃、3ヶ月のマリンをお迎え。その後避妊手術。マリンが8ヶ月の頃、去勢済みの茶々丸をお迎え。そしてその1ヶ月後、避妊手術済みのシフォンをお迎え
マリン、茶々丸、シフォンとも保護猫団体さんからの譲渡ですので1週間程度のトライアルをした後の正式譲渡となっています(1週間でも迎え入れると情が湧いてしまい返せません)
我が家の猫たちの相性
こうやってみると我が家はラピスとシフォン(まだ来たばかりなので)は1人を好む猫でマリンと茶々丸は比較的友好的なのがわかります
シフォンはまだ我が家に来たばかりですので他の猫に慣れていませんが攻撃的ではないため時間と共に慣れる可能性もあります
先にあげた因子ということを考えればマリン・茶々丸は特に年齢が近く、シフォンもそんなに離れていません。また全員去勢・避妊をしていますしマリンと茶々丸は比較的友好的ですのでこの3人は十分仲良くなる可能性はあると思います。ただラピスは年齢的にも性格的にも他の猫と仲良くなるのは難しい(特に性格的な要因が大きい)と思われ、どんなに友好的な猫が相手であってもそれは変わらないと思います
周りの猫たちはどうか
私は我が家に猫がいても毎週のように猫カフェに行ったり猫情報をチェックしたりしています
例えば猫カフェなんかではそれこそたくさんの猫がいるわけですがやはり相性はあって部屋をわけていたり出勤時間を別にしたりしていて同じ場所に鉢合わせないようにしているようです
ただ一番最初に挙げた一般論はやはり一般論かなと思います
避妊済みのメス同士でも仲良い猫もいます
性別関係なく比較的仲良くなれる猫でもどうしても合わない猫もいます(去勢したオス同士)
ですがオス5匹(去勢済み)でも仲良くしている猫も知っていますので仲良くなるかどうかはとりあえずのセオリーはあっても必ずしも正確とは限らないと言えるでしょう
相性が気になるならトライアルがある保護猫をお迎えするのが安心
ペットショップさんの猫をお迎えする際にはおそらくトライアル(お試し)期間はないでしょう
保護猫団体や保護活動家さんから譲渡していただく場合には多くの場合に「トライアル」というお試し期間が設けてあります。日数は様々ですが私のラピス以外の保護猫は皆1週間以上トライアルを行なって相性や環境への慣れ具合を見てから正式譲渡しています
ショップ店員さんに性格などを聞いて、とにかくやってみるしかないということになります
もちろん先住猫との相性がダメでも部屋を分けれるならOKでしょう
でも部屋が分けれない事情があると・・・非常に難しい対応になってしまいます
一方、保護猫団体や個人で保護活動をしている方なら安心できます
多くの場合、「トライアル」というお試し期間を設けているからです
その日数は様々ですが、その期間のうちにある程度の相性を推し量ることができます
ですので個人的には2匹目など多頭飼いするには保護猫を検討するのも良いのではないかと思います(もちろん血液検査など病気の有無の確認は大切)
最後に
いかがでしたでしょうか?
2匹目や多頭飼いをするにあたり先住猫との「相性」は気になるところです
ですが結論にも書きましたが「相性」はあくまでも一般論であり必ずしもその通りに行くとは限りません
もしその子を迎え入れ相性が悪くてもお互いがプライバシーを保てる環境調整ができれば十分に多頭飼いも可能かと思います
私も1匹だけのつもりがどんどん増えていってしまっていますが猫との生活を毎日楽しんでいます♪
今回の記事が参考になれば幸いです
猫同士の相性を知りたい方・多頭飼いを検討している方